ホテルの設営者は、ラスベガスで長くカジノやホテルを営んできた資本家たちです。
「ルクソー」と「エクスキャリバー」は、ラスベガスの名門ホテルの一つ「サーカス・サーカス」と同じ経営者、「トレジャー・アイランド」はやはり「ミラージュ」の経営者が新たなるラスベガス(それは、ラスベガスで編集されたガイドには、ニュー・ディメンジョン=新次元、ニュー・デステニィー目新たな運命、というふたつの標語で語られている)を意識して建設しました。
彼らは、無論、算盤ずくでそれらの大ホテルを手がけたのです。
しかし、彼らの心中にかつての皇帝と同じような都市造営の快感が存在していないと誰が言い切れるでしょうか。
ラスベガスの地元のメディアに登場して自信満々にラスベガスの明日を語る彼らの姿は、まるでシーザーのようであり・・・
そのまま名門ホテルの一つ「シーザース・パレス」の門前で石像(いやFRPのレプリカか)になって並んでもおかしくないほど自信と自己満足に満ちあふれています。