ラスベガスはそれを究極のところで実現させようとしています。
いうなれば失われた「楽園」をもう一度取り返そうとする挑戦が試みられているのです。
MGMのライオンも、スフィンクスも、海戦も、ここにひとを集めて楽しませるためのデバイスであり・・・
それによって本当に楽しそうな表情になったひとびと(観光客という名の一時的な市民)が、都市を支えるのです。
それは4周を砂漠で囲まれたネバダの地で、これだけ世界的な知名度の高い都市を営んできたラスベガスのひとびとの「知恵」の賜物かもしれません。
ゴールドラッシュの19世紀末にはじまり、ニューディール政策に沿いフーバーダムの建設が進められた1930年代に、ラスベガスは荒くれ男たちをもてなす術を身につけました。
そして、第2次世界大戦終了と前後する形でリゾートとして立候補し、約半世紀をかけて「楽園」として磨きをかけてきました。