エンリケに促されて、何人かの大胆な男たちが、少しずつ先に進んでいきました。
しかし、さほど進まぬうちに、彼らもまた降参せざるをえなかったのです。
まず、砂漠の砂によって変色した赤い海が見えました。
ときには、船自体もほこりのような砂に覆われて、赤くなりました。
それから、北西の方角からくる大波に見舞われ、海流はますます激しくなるように思われました。
海は実際に緑色になり、霧はますます濃くなってきました。
海岸線は、普通、心強い景色なのですが、ここでは荒涼として、不吉にさえ見えました。
とりわけ、ノン岬から南に150マイルほど離れたポジャドール岬(西サハラ)の赤い砂岩の崖は、恐ろしげに見えたのです。
遠くから霧を通して見ると、まるで防壁のようです。
船員は、これ以上進むことを拒み、船長に引き返すよう迫りました。
彼らは、ポジャドール岬がこの先に広がる無の世界の入口だと思い込んでいたのです。
しかし、さほど進まぬうちに、彼らもまた降参せざるをえなかったのです。
まず、砂漠の砂によって変色した赤い海が見えました。
ときには、船自体もほこりのような砂に覆われて、赤くなりました。
それから、北西の方角からくる大波に見舞われ、海流はますます激しくなるように思われました。
海は実際に緑色になり、霧はますます濃くなってきました。
海岸線は、普通、心強い景色なのですが、ここでは荒涼として、不吉にさえ見えました。
とりわけ、ノン岬から南に150マイルほど離れたポジャドール岬(西サハラ)の赤い砂岩の崖は、恐ろしげに見えたのです。
遠くから霧を通して見ると、まるで防壁のようです。
船員は、これ以上進むことを拒み、船長に引き返すよう迫りました。
彼らは、ポジャドール岬がこの先に広がる無の世界の入口だと思い込んでいたのです。