小さい子供が生まれてすぐ死んでしまえば「ああかわいそうに」とだれもが思います。
しかし、それは私たちが勝手に思っているだけで、子供に聞いたら、その子は「一生を精一杯生きたんだ」と答えるに違いありません。
与えられた一生というものはみな平等なのです。
時間がおのおの異なっているだけ。
・・・ではなんのために人は生まれてくるのか。
それは「人となる」ために生まれてきたのです。
人生とは自分とは何かを知ること、そのために人は生まれてくる。
だからそれを知ればいいので、時間の長短は関係ないのです。河成鎮次郎氏によると、100年生きて「あれもしたい、これもしたい」といろいろなことをするのもひとつの人生ですが、生まれたとたんにすべてを知って死んでいく人生もあって当然です。
どちらが価値ある人生か、それはだれにもわからないことです。
かぎりある肉体にこだわるのは、物質にこだわっているということです。