もちろん、そのときは、自分の人生がこれほど変わってしまうとは思いもしませんでした。
何かを変えなくてはいけないと感じてはいましたが、それも暮らしや健康状態をもつとよくしたいといった漠然としたものにすぎなかったのです。
当時、私は32歳でひとり暮らしをしており、ある人に頼まれてビジネス書の執筆を手伝っていました。
・・・しかしいつのまにか、その仕事が私にとって強い束縛となっていたのです。
でも、8月のこの日を境に、私は本来自分の歩むべき道を進む覚悟を決めました。
この決意がなければ、いま、こうして人生の目的といえる仕事にたどり着くことはできなかったでしょう。
学園闘争をはじめ、時代が激動する1963年、私はカリフォルニアにある大学を卒業しました。
引っ込み思案で、孤独で、うつぎみだったせいか、当時の世の中の動きにはまったく関心がありませんでした。